『現場担当者4号の独り言』

みなさんお久しぶりです。

今回が8回目の投稿となりました現場担当者のOです。

 

少し前の話になりますが、伊丹市にある「伊丹市立美術館」に行ってきました。

 

今回、開催されていたのは、「シンプルの正体・ディックブルーナ展」で個人的に大好きな

グラフィックデザイナーです。

 

多分、皆さんも一度は目にした事のある絵だと思いますが、グラフィックデザイナーと言うより絵本作家の印象の方が強いのではないでしょうか?

 

ピンと来た方もいらっしゃるかもしれませんね。そうです。ウサギの絵でお馴染みの

「ミッフィー」を描いている方です。

 

絵自体はとてもシンプルですが、色合いも鮮やかなものが多く、一目見ただけでとても

印象に残るものが多いですね。

 

私の家族もみんな、ディックブルーナが好きなので、電車でガタゴト揺られながら、

美術館へ向かいました。

 

美術館に入ると、大きなミッフィーがお出迎え。ちょうどミッフィーの誕生日が近いという事もあり、バースデーメッセージを書いて箱に入れました。

 

中に入ると、ディックブルーナが手掛けたブラック・ベアシリーズのイラストやデッサン画があり、先に急ぐ子供を制しながらじっくり見る事ができました。

 

デザイン画の中には絵本で見たことのあるものや、初めてみる画もありとても楽しめました。

 

 

前にも何度かディックブルーナの展覧会に足を運びましたが、やっぱりシンプルで素敵な

作品が数多くありました。また、国内のデザイナーがアレンジしたミッフィーの作品を

展示しており、違った雰囲気が出て良かったです。

 

さて、今回のタイトルにある、「シンプルの正体」ですが、個人的には、分かり易さという

解釈をしました。

 

シンプルにするというのは、何もデザインだけに限ったことではなく日常においても

重要な事と思います。

人への伝え方、考え方、上手くやろうとすればするほど複雑になりがちですが、

実は余計なものを取り除く方が却って伝わりやすかったりするのではないでしょうか。

 

仕事でもシンプルな考え方を持っている方は、最終着地のイメージが明確になっている方が多いように感じます。

私もそうなりたい願望はありますが、中々上手くいかない時の方が多いですね。

どうしても点で物事をみてしまい、線へのつながりが弱いような気がします。

 

その出来事の本質は何か。本来の目的は何なのか。そこまでの道筋をシンプルに考えることが出来れば、きっと今より良い結果が待っているに違いない。

 

 

そう考えさせて貰えた展覧会でした。

 

<O>