『滋賀地区 責任者の独り言』

暑い日も過ぎ去り、すごしやすくなってきましたね。秋の訪れを感じる日も近いですね。

皆さんご無沙汰をしております。現場責任者のMです。

前回の「独り言」が7月2日でしたので、約4ヶ月ぶりの投稿となります。

 

昨年の今頃、秋の夜長に何をしていますか?という問いに、僕は「食欲の秋」を挙げ、暴飲・暴食をした事を書きました。今回は、「読書の秋」について書こうと思っております。

皆さんはどんな本を読みますか?

漫画しか読まないとか、小説しか読まないとか、自己啓発系を主に読むとか色々な分野があり、どんな本を読んだらいいか悩んでしまいますよね。本屋には、最新のベストセラー本や文庫本、今話題の本等が平積みされており、興味をそそられる本がたくさんあって、困ってしまいます。

僕はというと、誰かの推薦している本を手に取る事が多いです。

現在最新号のプレジデントが「ビジネス本総選挙」という特集を組んでおり、ランキング形式で紹介しています。名著である松下幸之助氏の「道をひらく」や稲盛和夫氏の「生き方」、スティーブンR.コヴィーの「7つの習慣」、そして今話題の「君たちはどう生きるか」等がランクインしており、どれもビジネスマンに読み継がれてきた作品ばかりです。

皆様も実際に手に取って読まれた方も多いのではないでしょうか?僕個人としても、「道をひらく」、「行き方」、「7つの習慣」は読んだ事があるのですが、今回のランキングで注目した点は、漫画本がランクインしている事でした。

現在「週間ヤングジャンプ」に連載されている「キングダム」という漫画をご存知でしょうか?

今回この漫画が数あるビジネス書の中で、ランクインしていたのです。個人的に現在かなり読み込んでいる漫画だったので、少し驚いたのですが、どういった漫画かというと、春秋戦国時代の中国を舞台に、後に秦の始皇帝となる王、嬴政(えいせい)が中華統一を目指す時代の話で、この嬴政の部下にあたる、未来の大将軍を目指す信(しん)という子の成長とサクセスストーリーが主軸となります。

では、何故この漫画がビジネス書の中にランクインしているのかというと、この後の始皇帝となる人物の組織学(中央集権国家を作り、法治国家を作った世界で最初の人)及び人心掌握術とリーダーシップがビジネスにおいても活かせるという点ではないかと思います。

特に、蕞(さい)の町での戦いが、この人物像を決定的にしたといえます。

この戦いは、正規軍が全て出払ったおりに、敵が蕞(さい)の町を攻めて来ます。ここを突破されると秦の首都も危険になる時に、王自らが蕞(さい)の町に入り、軍人ではなく一般市民を武装化し、その民を率いてこれを退けます。

王としての威光は勿論ありますが、戦闘中民に労いの言葉をかけて歩くなど、人を動かす術に長けています。

また、戦乱が続いていた中国で中華を統一し、戦乱の世を無くすという信念があり、これを成就する訳ですが、これに賛同し、ついていく武官が戦いの場で戦果をあげていくのです。なにか会社に似ているところがあるような気がします。

秦の始皇帝となる王、嬴政(えいせい)ですが、かなり苦労人です。彼の人生は弟のクーデター、内部からの政治クーデター、母親からの裏切りと結構波乱万丈です。そんな中でも、しっかりとしたビジョンやリーダーシップを発揮していくところが、今回このランキングに繋がった要因かと思います。

興味のある方は、この秋の夜長に雑誌プレジデントと漫画キングダムをぜひご一読ください。