統轄本部 責任者の独り言

新年あけましておめでとうございます。

本部責任者のSです。

本年もよろしくお願いいたします。

 

皆さん、もうお正月の気分は抜けましたか?

長い人では9連休もあった今年の年末年始休暇。

本社では、暴飲暴食に走ったという人が多かったように思います。

 

私は毎日少し長めに睡眠がとれた程度で、

例年に比べるとだらける事もなく、食べ過ぎることもなく、

日常に近いお正月を過ごしました。

考えてみれば、おもちは小さいのをまだ1個しか食べていません。

 

24時間営業や元日も休まず営業する店が増え、

年賀状を電子的なものに切り替える人も多く、

正月らしさは年々薄れるばかりですね。

 

そんな中でも老若男女問わず続けられている年始行事と言えば、

やはり初詣ではないでしょうか。

 

午前零時をまわったらすぐに行く人、

春ごろまでに行けばそれで良いかなという人、

正装で神聖な気持ちで参拝する人、

おみくじと屋台目当ての人、

参拝者の信心深さは様々ですが、子供からお年寄りまで、

とりあえずどこかのタイミングで皆さん初詣に行かれると思います。

 

都合の良いときだけ神頼みする浅はかな私も、

毎年初詣は何か所か行っていて、今回はその中でも、

超マイナーだけど毎年欠かさず行っているある神社をご紹介します。

 

その名も「飛行神社」

どこにあるか即答できた方、なかなかマニアックですね。

京都府八幡市にあり、

そのエリアを訪れる99.9%の人が全国レベルで有名な石清水八幡宮を目的とする中、

そのすぐ近くでひっそりと佇む航空・宇宙関係の神社です。

 

私も知りませんでしたが、

実はライト兄弟より早く、1891年に動力付き模型飛行実験に成功したのは

二宮忠八という日本人だったそうです。

その後ライト兄弟が人を乗せられる飛行機を開発した事で、

忠八は飛行機開発から離れました。

しかし飛行機の登場以来多発する航空事故に心を痛めた忠八は私財を投じ、

事故犠牲者の霊を祀る神社を建てたという事です。

 

参拝者の多くはパイロットや客室乗務員で、

仕事で飛行機に乗ることが多い人や飛行機マニアも来るそうです。

確かに境内には航空機模型や本物のゼロ戦のプロペラやエンジンが展示されていて、

マニアには垂涎ものかもしれません。

 

私は海外で暮らしていた事があり、また母方の田舎が遠方にある事から、

幼い頃から飛行機に乗る頻度がそれなりにありました。

 

飲み物がこぼれる程の揺れも何度か経験し、

今はいくら揺れても全然怖くなくなりましたが、それでもやはり飛行機です。

家族がこの神社を見つけて、お守りを買ってきてくれたのがご縁のきっかけでした。

 

現在は一時期ほど飛行機に乗る頻度は多くありませんが、

不思議なもので、一度行くと今度は行かないと不安になってしまい、

結局飛行機に乗る予定が全く無くても毎年欠かさず参拝するようになりました。

 

結局は気の持ちようだとは思います。しかしながら、

「毎年の事だから今更行くの止められない・・・」

「特に飛行機の安全祈願って・・・ますます止められへん」

というのが正直な心の声です。

 

何はともあれ、1年の始まりに過年の感謝を伝えると共に、

新たな年に思いを馳せる初詣という習慣は、

なんとも日本人らしく、素敵だなと感じます。

 

既に初詣に行かれた方、まだの方、まだあと何か所か行くよという方、

もし珍しい神社仏閣をご存じでしたら、ぜひ教えてください。