高槻地区責任者のTで御座います。
今回もよろしくお願い致します。
先月の中旬から寒さが増してきました。
と同時に、風邪が流行り始めました。
今年は昨年に比べインフルエンザにかかる方が
周りに増えてきている気がします。
厚生労働省のNIID(国立感染症研究所)の統計によると、
昨年のインフルエンザの動きは、1月初旬に南(鹿児島)から北へと
感染者数が警報レベルに達する地区が増え始め、2月初旬には全国が
警報レベルとなり、2月末までその状態が続き、
3月初旬から3月末にかけて南から徐々に感染者が減る
といった流れでした。
今年の動きは、感染者数が警報レベルに達する地域が出てくる時期は
昨年と同様に1月初旬ですが、場所は中部地方(岐阜)が最初で、
そこから1月2週目には関東に広がり、1月3週目にはほぼ全国で
警報レベルの感染者数となっており、感染スピードが昨年よりも
早くなっていることがわかります。
前回の総務責任者Kのブログにもありましたが、
マスクの着用はもちろん、うがい手洗いと十分な睡眠・バランスのとれた
食事を心がけていきたいと思います。
さて今回のブログですが、先日書店にて目に留まり購入した本を
紹介させて頂きます。
昨年9月に75歳で亡くなられた樹木希林さんの
「一切なりゆき」~樹木希林のことば~です。
私が持っていた樹木希林さんのイメージは、
大女優という認識はありながら、どこか不思議な雰囲気を
持っておられる方という感じでした。
話し方から持ったイメージだとは思いますが、
ほかの方にはない独特の空気感を出しておられたように思います。
すごい女優さんだと感じたのは、「ツナグ」という映画を見てからです。
主人公(松坂桃李)の祖母役で、依頼人と死者を会わせるという
不思議な力を主人公に引き継ぐ役を演じておられました。
樹木さんの独特の話し方と雰囲気が役柄に合っていて、
6年ほど前の作品ですが、物語に引き込まれた感覚が今でも残っています。
この映画を観られたことのない方、是非観てください。おすすめです!
そんな樹木さんの本ということで、非常に興味を惹かれました。
本の内容は、これまでに樹木さんが様々なメディアに語られてきた
言葉やコメントを抜粋し、集めた樹木語録短編集となっています。
どの部分にも言えることですが、とにかくポジティブで飾らない姿勢や
想い、物事に対する考え方がにじみ出ていました。
例えば、
「人生なんて自分の思い描いた通りにならなくて当たり前」
「年をとるって好きなの。若くなりたいなんて思わない」
「おごらず、他人と比べず、面白がって、平気に生きればいい」
樹木さんのコメントには、どこかにユーモアな表現を出しつつ、
でも物事の本質を捉えているような深さが感じられました。
人によっては変わった人だという一言で片付けられるかもしれませんが、
私は、生き方という人間としての一つの在り方を見せられたように思います。
ご興味のある方は是非読んでみてください。
次回も宜しくお願いします。
<T>