安全行動と安全意識を。

令和初の梅雨は一時ジメジメとしたものの、梅雨入りしている、、、?もう終わっている、、、?というくらい雨が少ないですね。

改元から早くも2ヶ月が経過し、今年も折り返し地点を過ぎました。特に今年は時間の経つスピードに驚いている、リクルート担当改め、営業課責任者のK.Nでございます。

 

ニュースでも取り上げられていましたが、今年新潟県で発生した最大震度6の地震は、奇しくも昨年の大阪北部地震と同じ6月18日に発生。

豪雨についても昨年の平成30年7月豪雨と同時期に発生しており、なにか嫌な記憶が蘇ってしまいます。

他に最近よく目にし、気になるニュースとしては、高齢者ドライバーによる交通事故です。

 

交通事故のニュースが報じられ、ドライバーの年齢を聞いた瞬間に「またか、、、」と当初は感じていましたが、最近では聞く度に悲しい気持ちになってしまいます。

 

この話題が気になっている理由としては、先日実際に交通事故を目の当たりにしたからです。

 

私は交差点の角にあるコンビニの駐車場から出ようとしていたところでした。

私の前方にある歩道を左から右へ自転車で通る女性がいました。

次の瞬間、目に飛び込んで来たのは、さっきの女性が自動車と衝突、フロントガラスに乗り上げ、自動車の奥側に転げ落ち、女性の被っていた帽子がワイパーに引っかかり残っている、そんな光景でした。

 

女性は交差点を左折し信号を渡ろうとしたところ、左折しようとする自動車と衝突したのです。

 

救急車、呼ばな!と車から飛び降りましたが、幸いにも事故車のすぐ後ろに単車の警察官が2名。1人は女性の方へ、もう一人は救急車を呼んでいる様子でしたので、とりあえず安心。

 

自動車の後に倒れている女性の姿は見えませんでしたが、警察官が駆け寄った頃かと思います「痛いーーー!!」と女性の悲痛な声が聞こえました。

どんな大怪我かと心配でなんとも言えない気持ちでしたが、同時に命は助かっているのだと少し安心しました。

 

そんな時、自動車の運転席から降りてきたのは高齢の男性。

「ここでもかー、、、」となんとも残念な気持ちになりました。

 

事故を起こし呆然としている姿とはこういうものなのか、、、、怪我をした女性を心配している様子でもなく、私には無感情で何か他人ごとのようにも見て取れ、動揺しているのか?はたまた認知症?といったようなイメージを持ちました。

 

救急車も到着し、警察が自動車のドライブレコーダーの確認をし始め、自分も運転には注意しようと思いながら、その場を後にしました。

 

 

その直後の事です。信号待ちをしており、信号が完全に青に変わり進もうとした時でした、イヤホンをつけながらスマホを触る若い男性がまだ道路の半分くらいの所を赤信号でも急ぐことなくトコトコと歩いているのです。

 

私の左側を通り抜けようとした原付バイクが急ブレーキ!

ギリギリのところで衝突は免れましたが、歩行者は何が起こったのか全くわかっていない表情でそのまま歩いていきました。

事故にならずに良かったと思うと同時に、歩行者への怒りがこみ上げて来ました。

 

わかって信号を無視することはもちろんいけませんが、信号が何色かもわからずに渡っていただろう行動に、危険を感じました。

少し前にも青信号を進む自動車の側面に追突する自転車を目撃したこともありました。

 

短時間の間に、事故と事故寸前を目の当たりにして気づいたのですが、同じ危険な場面でも、1件目はぶつけられた自転車目線で事故を見て、2件目は歩行者にぶつかるかもしれなかったバイクや自動車の目線で見ていたのです。

 

最初の事故は実際どうやって起こったのだろうか?

誰もが、事故の結果を見れば、自動車が加害者と思うはずです。

2件目も同様、一度交通事故になれば、ドライバーの過失がゼロと認められることはほとんどありません。

 

確かにブレーキとアクセルの踏み間違いによる高齢者ドライバーの事故は発生していて、運転免許の返納や自動運転などの対策は進んでおり、社会問題であることは間違いありません。

しかし、自転車や歩行者、一般的には被害者となる側の行動や意識で防げる内容も多いはずです。

 

昔、『加害者にも被害者にもならないように!』と聞かされた覚えがあります。

責任の割合で被害者または加害者と分かれたとしても、一つ確実なのは、どちらにせよ損しかないという事です。

 

一瞬で人生が変わってしまうのが交通事故です。重い罪を免れたとしても、もし誰かの命を奪ってしまうと一生背負う事になるでしょう。

 

『加害者にも被害者にもならない!』に加えて、『加害者を作らない!』行動と意識が必要なのではないかと強く感じる出来事でした。

 

K.N