高槻マラソン

目標30分

 

最近やっと冬らしい寒さを感じる事ができますね。

みなさんいかがお過ごしでしょうか?

大阪地区責任者のY.Oです。

上に書いている時間は今年の初めて参加した高槻マラソンの目標タイムです。距離は5キロでしたが初めてマラソン競技にエントリーして走れた事はよい経験になりました。

 

今年に入ってから、仕事が終わり、帰宅してから毎日走ってトレーニングをしました。

トレーニングを開始した時は足が前に進まず5分ぐらいでしんどくなりましたが、

体は慣れてくるものですね。自分の走るペースを掴めると、同じリズムで走れて

しんどいと思うことが減ってきました。

 

大会前の2日間は雨の為走ることが出来ず不安が残ったまま当日を迎えました。

会場に着くと予想より多くの参加者が居て、中にはコスチュームで参加している人もいます。会場では屋台が出ていたりしたので応援にきている方も楽しめる雰囲気です。

 

レースはハーフ・10㎞・5km・2.7㎞に分かれていて、ハーフの部から順番にスタートしていきます。

 

僕は5㎞の部でエントリーしました。目標は30分以内なので1キロを6分で走れば目標クリアです。この1キロ6分が僕にとってはハードルが高く、練習では6分を切れる時と無理な時がありました。

 

当日は出来るだけ最後に体力を残していこうと考えていたので最初は抑えて走っていました。実際走っていると、前半は余裕があったように思います。

問題は後半です。ここからペースを落とさず走ることが出来れば目標タイムを切れるはず。そんな自信が出てきた時に、案内係からラスト1㎞のアナウンス。

この時点で23分ぐらいだったので目標に対してギリギリのラインです。

 

ここでひとつ問題が。僕のタイムは目標30分以内。残り1㎞で23分。

1㎞を6分で走ろうとしている僕にしてみると、余裕が1分しか無いんですね。前半の余裕を持っていた自分は幻です。

そうなんです。僕の最初に考えていた、余裕を持って最後に頑張る作戦はすでに崩壊していました。確かに前半は良いペースで走れていたのと、普段1人で走っているのに当日はたくさんの人が居て速いつもりになっていたのかもしれません。

決してそんな事ないのに。はい。完全にペース配分間違えていました。ぼくの馬鹿。

リスクマネジメント下手すぎるやろ。。。

そして、アナウンスからの1キロこんなに長いの?本当に1キロか?

人間しんどい時に真価が問われます。僕のネガティブ野郎がどんどん出てきます。以下、その時の心境(愚痴です)

もう、歩いたら?

走っても意味ないで。

誰も褒めてくれへんで。

何のために走ってるん?

意味がわからへん。

走っても意味ないで(このセリフ2回目。この後100回ぐらい出てきました)

けど、こんなネガティブ野郎に対抗馬が登場します。周囲からの応援です。

どこの誰かもわからないランナーにみんなが声援を送ってくれます。

頑張れー!!

あと少しやぞー!!

もうちょっとでゴールやで!!

しんどさで折れかけている僕の心にガチガチの矯正をかけていってくれます。

これを乗り越えたら1つ強くなれるかも。

そんな想いを抱えながらでも前に進むことが出来た僕の目にゴール地点のアーチが見えてきました。

あと、少し。もう少し。最後の力を振り絞ってゴールへ向かいます。

そして、やっとの思いでゴールしました。

なんとか無事に完走できました。

 

ゴールすると一気に体がしんどくなりました。しかし心はとてもすっきりしています。

これが充実感ですね。

 

レース後用意していただいたドリンクとバナナを貰い、少し休憩してから競技場へ戻り、

レース結果をもらいました。

 

気になるタイムはなんと!!31分26秒。

惜しい。1分26秒足りず。

 

今回、目標達成とはならなかったので来年また参加したいと思います。

それから、マラソンに参加して思った事は、応援というものがこんなに勇気を与えるんだと教えてもらえたことです。自分がしんどいときに前に進む気持ちになれたのは応援のおかげだと確信しています。

 

まだ、10代の時に父親から言われた言葉で、周囲に応援されるような生き方をしなさい。

と言われたことがあります。

 

未だにその言葉のような生き方が出来ているとは思えないですが、いつかそう思えるような人間になれるよう精一杯努力していきます。

 

今回走った31分26秒は分は普段の生活では経験出来ない時間でした。

たかが30分でも内容によっては人が成長できるものになる。

 

そんな確信を持てた時間になりました。

 

来年走ろうと思う人が居れば是非連絡ください。

きっと良い経験ができますよ。

 

では来年に向けてトレーニングをしていきます。

 

 

≺O≻