『コーディネーター①の独り言』

2回目の登板となりましたコーディネーター1号のHと申します。

営業部のYさんをはじめ、3週に渡り、プライベートな内容をアップされていましたので私もプライベートの内容にしようかと思いましたが、前回同様、仕事に関して私が感じた事を書こうと思います。

私はコーディーネーターの傍ら3つの請負工程を管理しているのですが、そこである一人の従業員さんに救われた事があります。

 

私が担当している工程が1ヵ月後に増産となる為、4名の増員を行う事となりました。しかし、増員と云っても2週間だけの話で、媒体を使って募集を掛けても間に合わないと判断し、他の請負工程から従業員さんを応援に出して貰おうと考えました。

 

事務所に戻り、各現場担当者へ今回の件を説明しました。

「1ヵ月後に、増産対応となるので2週間だけ、各工程から従業員さんを応援に出して貰えないか?」

ところが・・・。

皆一様に増産対応や欠員対応で『難しい』との回答です。

 

まだ、増産までの期間は1ヶ月ある」と自分に言い聞かせ・・・

1週間経過・・・応援者0名

(まだまだ期間がある)

 

2週間経過・・・応援者3名

他工程の増産対応が落ちついた事もあり、現場担当者へ協力していただき3名確保!!

(まだ大丈夫!)

 

3週間経過・・・応援者3名

(ヤバイ、あと1週間しかない・・・。)

 

流石に残り1週間を切り、焦っている私に、従業員のSさんが声を掛けてくれました。

Sさん     「最近悩んでるみたいですけど、どうされたんですか?」

私           「増産対応の人員があと1人足らなくて・・・」

Sさん     「いつからですか?」

私           「3日後からです・・・」

Sさん     「Hさん(私の事です)なら大丈夫ですよ!がんばって下さい。」

と言い残し、作業に戻っていかれました。

(内心、期待していた自分もいてたのですが・・・。)

 

残り2日前・・・・

もう、どうにもいかずに休憩室で悩んでいると・・・、

この前話をした従業員のSさんと出会い、声を掛けられました。

Sさん     「先日の悩みは解決しましたか?」

私           「まだなんです・・・。」

Sさん  「Hさんの姿を見ていて凄く困っているのが伝わってきました。私の現場担当者には承諾を得ていますので私で良ければ行きますよ。」

と、この前の会話では想像も出来ない展開に・・・。

私は即答で「お願いします。」と回答し、Sさんにも「はい。」と気持ちよく受けていただきました。

この結果、うまく増産を乗り切ることが出来ました。

 

この経験で“人と人との繋がり”や“助け合い”でこの仕事が成り立っている事を改めて知る事ができました。Sさんへの「感謝」の思いで胸がいっぱいになると同時に、この仕事をしていて良かったとしみじみ思いました。

これからも従業員さんに感謝の気持ちを忘れず、恩返しではありませんが、「働きやすい職場環境」を作っていこうと固く誓った次第です。

 

次回の登板は6月初旬になります。どうぞ宜しくお願いいたします。

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