アダプトフォレスト

「第一回アドプトフォレスト」

 

大阪地区責任者のOです。

今年も残りわずかですね。ローマは一日にしてならずと言いますがこれだけ早いと

一日でも出来たかもしれないです。なんてことを考えながら、ブログを書いています。

 

当社は今年から新たな取り組みとして、アドプトフォレストという森林保護ボランティア活動を今後5ヶ年計画で進めていくことが決まり、記念すべき1回目を11月28日(土)に迎える事が出来ました。

(本来なら6月に第一回目を迎える予定でしたが、コロナウイルスの影響で延期になっていました)

 

アドプトフォレストとは?

大阪府が事業者等と森林所有者との仲人となって、事業者が森づくりに参画するための制度です。森というのはほったらかしていればそれで良い訳ではなく、間引いたり簡単に言うと森林保護をみんなでしましょう。という内容です。

http://www.pref.osaka.lg.jp/midori/midori/g-10-adopt-forest.html

(大阪府アダプトフォレストリンク)

 

 

 

大阪府各地の森林で行われていますが、当社は創業以来ずっと茨木市にお世話になっているということもあり、茨木市北部の山手にある銭原地区で活動を行うことになりました。

普段からキャンプに行く人は行った事があるかもしれません。

 

高槻からだと30分ぐらいでしょうか?山道をグングン上ると現地に無事到着です。

 

着いた所は思っていた通りの場所で空気がとても澄んでいました。

天気は曇り時々晴れで、日差しもありとても自然を満喫できる場所です。

 

参加者のみなさんも無事に到着。

集合してからチーム発表があり、3チームに分かれて行動します。

メニューはこんな感じでした。

 

10:00~12:00山に入り木を切り間伐を行う。

 

12:00~13:00畑にある野菜の収穫と苗植えを行う。

 

 

木の伐倒

 

まずは山に入り、茨木市里山センターの方から森林保全作業の基本を聞き、準備体操をして、各班分かれて担当するエリアに向かっていきます。

伐倒する時はその方向の確認はもちろんですが、ちゃんと順序があります。

 

①受け口水平切り(切り込みを入れる)

 

②斜め切り(水平切りに向かって斜め45°に切り口を作る)

 

③追い口切り(伐倒する際の切りこみ。全部切りきらずにつるを残す(つるは木が一気に倒れないようにブレーキの役割をします。)

これを守らないと綺麗に狙った方向に伐倒できません。

 

普段あまりノコギリを使わない私は上手くできるかとても不安で、とにかく無事に終わることだけを考えていました。

班の皆で受け口と追い口を入れていき、いざ、伐倒です。

最初に木の高いところにかけたロープを「せーの!!!」で引っ張りますが、なかなか倒れません。

何度か引っ張ってやっと倒れたときの迫力は想像以上でした。(改めて台風の凄さを実感しました。)

 

個人的には伐倒の後、枝を切っていくのが楽しく、なんとなくですが、子供の頃の冒険心が戻ってきた感覚がありました。

その後も木を伐倒し、時間がきたので集合写真を撮って木こりへの修行は終了です。

 

上手に切れています

 

 

http://maroonbear1.sakura.ne.jp/katudou.html

(今回お世話になりました、茨木里山を守る会HP)

 

野菜収穫の面白さ

 

野菜の収穫は大根とサツマイモが取れるという事で特に大根はみなさんボコボコ抜いていたのがとても楽しそうでいた。

私はサツマイモとひたすら向き合い、土を掘っていたので大根は一本も抜かず終了となりました。

サツマイモを掘るなんて小学生以来でしたが、案外難しいものです。

傷を付けないようにしても終点が分からず、何個か傷を付けてしまいました。

 

芋づる式とはまさにこの事で連なって収穫できた時はとても嬉しくなりました。

その後も収穫を続け最後に玉ねぎの苗を植えて終了の時間を迎え運搬準備に向かいます。

 

大根とサツマイモが大量にとれたので参加者で分けましたが、想像以上の量で分配作業にも結構な時間がかかりました。

 

収穫した野菜と玉ねぎの苗を植えている様子

 

 

自然の中での活動

 

参加者全員、初めての事だったので次回はもう少し要領が良くなると思います。

片付けが終わったあと、本来はBBQをしようという事になっていましたが、コロナ禍ということで今回はおにぎりやお水、お菓子が配られて解散となりました。

それでも自然に触れて、体を動かし、みんなで共同作業することの大切さと楽しさを感じる事ができました。少し話が逸れますが、チームビルディングの活動にも役立つと思います。

新人の方の研修などでも活きてくるのではないでしょうか。

話を戻します。

物量の多さに子供大はしゃぎ

 

ここからもう一仕事です。

朝の集合場所から自転車で家に持って帰れる量ではないので、帰りは順番にメンバーの家に一旦野菜を届け帰宅しました。

大根の大きさとサツマイモの量に子供は大興奮して大喜びです。

一旦持って帰りましたが、そのまま配布活動を行いました。

ご近所さんの家を順番に訪れ野菜を届けましたが、みなさん喜んでいたので収穫した甲斐があり、次回の宣伝もしておきました。

 

次は4月の予定で、今回植えた玉ねぎの収穫には早過ぎるかもしれませんが、また自然に触れて、木こりの修行ができる事がとにかく楽しみです。無事に第一回目が終わって良かったと思います。

 

 

収穫した野菜はとても美味しくて大根をたくさん食べましたが、収穫した時の事を振り返りながら食べると格別の味がしました。

 

 

食事の大切さ

 

弊社社長から以前教えて頂いた言葉で「食事とは(人を良くする事)」というものがあります。大根を食べながらこの言葉を思い出し、とても豊かな気持ちになり、改めてこの言葉の意味を考える事ができました。

家族と周りもそして、私自身も幸せな気持ちになれた、今回の活動は非常に有意義なものとなりました。

 

 

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