「現場担当者2号の独り言」 ~ピンチをチャンスに~

現場担当者2号のMです。

3回目の更新となります。

近頃、すごく暑くなってきましたが、皆さん体調の方は大丈夫でしょうか?

しっかり、熱中症対策をして下さいね。

 

これだけ、暑くなってくると、冷たいものが欲しくなりますよね。

ニュースなんかでも、この時期、よく出荷量や売上なんかも取り上げられますビール。

僕もこう暑くなってくると、ついつい飲みすぎちゃうのが、ビールなんですよね。

 

キンキンに冷えたグラスに霜がついちゃって、グラスを傾けながら、ビールを注ぐ。

泡がこんもり、せりあがり、それを一気に喉の奥へ流し込む。

麦汁の持つ甘みから、ホップの苦味へとノートが変化する極上のアロマ。

 

くー、たまりません。

 

さて、このビールですが、昨今色々な種類が出てきています。

ビールでも、黒ビール・ヴァイツェンやラガー、ペールエール。

製造方法が違ったり、原材料が違ったりで、かなり味わいが変わってきます。

その中でも、クラフトビール(地ビール)が最近流行していますよね。

箕面ビール、よなよなペールエールなどなど。

 

ウィキペディアによると、1994年(平成6年)の酒税法改正により、最低製造数量基

準が低くなった事で、今まで大手メーカーが工場で大量生産するしかなかった流れが、小

規模で地方色を生かした醸造メーカーが参入するきっかけとなり、それが、現在のクラフ

トビールの流行に繋がっている様です。

 

今では、こんなに盛り上がっているクラフトビールの世界ですが、当時、この酒税法改正により、日本酒を作っている蔵元がクラフトビール(地ビール)に手を出し、失敗しているという例もあったようです。

 

その一つが、山口県に拠点を置く「旭酒造株式会社」。

そう皆さん、お酒好きには、たまらない酒造メーカーですよね。

あの「獺祭(だっさい)」を世に送り出しています。

 

現在の会長さんが、日本酒づくりと平行して、クラフトビールを製造する事にしたそうですが、売れなかったそうです。

昔ながらの職人である、杜氏さんが伝統を守る日本酒作りとは違うビールに手を出した会社に見切りをつけてしまい、日本酒作りに絶対に欠かせない職人である杜氏さんが全員会社からいなくなりました。

 

杜氏さんの経験や勘で、作られていた日本酒の世界で、まったく新しいやり方(温度や湿度、いつのタイミングで麹菌をまくか等、徹底的にデータ管理を行い、素人が作れる様にマニュアル化した)にチャレンジして成功を収めました。

 

日本酒作りで杜氏さんがいないというのは、日本酒が作れないという致命的な状況です。

相当苦しんだと思うのです。相当に苦しんだからこそ、新たなアイデアやチャレンジ精神が生まれて来たのだと思います。

まさに、ピンチをチャンスに変え、大きな成功を掴んだと思います。

 

仕事も苦しい時にこそ、ピンチをチャンスに変える新たなアイデアにチャレンジして、自分自身の成長へと昇華させていきたいものですね。

 

でも、ビールを飲んで、その思いもアイデアも泡になって、消えない様にしないといけませんね・・・。

M